番組表
「本当にいい意味で手づくり」瀬尾まいこさんも感動 「宮崎本大賞」の授賞式
2026年06月22日 18時20分
宮崎の「本好き」が選ぶ、宮崎本大賞の授賞式がありました。この取り組みでは、本好きを増やすことはもちろん、減少する書店に危機感を持ち、自分たちが立ち上がらなければと奮闘する男性の姿がありました。
20日、第7回宮崎本大賞の授賞式会場。準備から誰よりも忙しそうにしているのは…実行委員長の寺田晃さんです。
(寺田晃 実行委員長)
「不安でしかないですね。どれだけ来るか分からなくて、きょうのことを楽しみにしていた方もたくさんいらっしゃると思いますので、楽しんで帰って頂けたらと思います」
宮崎本大賞は、書店同士のつながりをつくり、来店客を増やそうと始まりました。県内の書店員や司書など約50人が審査、今年選ばれたのは…瀬尾まいこさんの「掬えば手には」です。他人の心を読むことができる男性が主人公で「苦しくてもひとりじゃない」という優しさに包まれる1冊です。
(寺田晃 実行委員長)
「心の栄養というか、本にしかない魅力がありますので、この賞をきっかけに、いろいろな本を手に取って欲しいと思います」
この取り組みがきっかけで、大賞作品の売り上げが受賞後、約5倍に伸びたお店もあります。一方で書店の数は年々減少。県内でもこの10年で、4割以上減りました。
(寺田晃 実行委員長)
「出来るだけ本に出会ってもらうきっかけを作るというのは、書店員がやらなきゃいけない課題だと思います」
宮崎の書店として、できることをする。寺田さんは実行委員長として、宮崎本大賞を広げる活動をしています。今回の授賞式では、寺田さんが直接瀬尾さんに出席をオファー。会場には予定を大幅に上回る70人以上が集まりました。
(受賞者・瀬尾まいこさん)
「本当にいい意味で手づくりやな、と言うのを感じて、本に関わる人みんなで盛り上げようよ。本好きの人でやっていこうよ、と言うのはすごく気持ちがいいし、素敵な賞だなと思うので、どんどん盛り上がるといいなと思います」
(寺田晃 実行委員長)
「不器用さとか一生懸命さが伝わってたら良かったと思うし、受賞してうれしい賞であり、ぜひうかがいたいと思ってもらえる賞にしていきたいです」
そして宮崎の本屋を守りたいと願う仲間も。実行委員の一人、ブックアドバイザーの大塚亮一さんは、書店員として30年以上働いた経歴から、出版社などとのつながりを生かし、今回、瀬尾さんの出席が実現しました。
(大塚亮一さん)
「読者さんと作家さんが触れ合う機会というのは地方では現状難しいというのがありまして、引き続き読者さんとの橋渡しができたらいいなと思っています」
(寺田晃 実行委員長&大塚亮一さん)
「書店員も(作家や出版社と)関係性を持って、自分のお店でイベントしたりしていかなきゃいけないと思う」
寺田さんは自身の書店で、落語など様々なイベントを開催。書店をコミュニティの場として活用してもらうチャレンジもしています。
(寺田晃 実行委員長)
「足を運んだからこそ出会う本を武器にしてやっていかなければいけないので、よりお客さんにお店に来てもらうための努力をしていかないといけないと思う」
宮崎の書店を存続させるため、ひとりの「本好き」として、寺田さんの奮闘は続きます。










