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【特集】作り続けて43年 宮崎発のウエットスーツ ハンドメードへのこだわり
2026年06月25日 18時20分
特集です。
多くのサーファーを魅了するサーフスポット宮崎に、ハンドメードのウエットスーツを手がける71歳の男性がいます。
一人ひとりの体型に合ったウエットスーツを宮崎から発信しています。
(森山裕香子記者)
「県内屈指のサーフポイント木崎浜には、きょうもサーファーたちの姿が見られます。そのサーファーたちが海に入るときに着用しているのがウエットスーツです」
宮崎市加江田にあるウエットスーツ専門の工場「G suits」の代表、湯野武臣さん71歳です。
ウエットスーツを作り続けて今年で43年目。
その製作工程を見せてもらいました。
それぞれのサーファーの体型に合うよう採寸し、上半身や腕、脚ごとに型を取っていきます。
既製品もありますが、湯野さんはオーダーメードにこだわっています。
(湯野武臣さん)
「ルーズになると余ってたら擦れたりする、ゴムだから。ピッタリ作ったら大丈夫」
次にパーツの側面にのりを塗り、丁寧につけていきます。
(湯野武臣さん)
「ダブってくるから。サイズはやっぱりピッタリと」
仕上げは、裁縫歴30年以上の衛藤ちえ子さんの出番です。
(衛藤ちえ子さん)
「隣だったんですよ。家の隣で湯野さんしてたんですよ」
のりでつけた部分をミシンでていねいに縫い合わせていきます。
ウエットスーツは海の中で身体を守り保温などの効果があるため、季節によって生地の厚さが変わります。
(衛藤ちえ子さん)
「薄いのが一番大変ですね。表に突き抜けないように縫うのが大変」
大阪出身の湯野さんは、22歳の時に宮崎に移住してきました。
湯野さんは高校生の時、サーフィンに魅せられ全国の海を巡る中で、宮崎の波に魅了されたといいます。
(湯野武臣さん)
「年中波乗りできるくらいは、宮崎県内ではある。宮崎は太平洋に面してるから、うねりを3つくらい拾うんで。他の県は、3つも入るうねりのところはない」
『サーフィンに関わる仕事をしたい』洋服が好きだった湯野さんは、神奈川県でウエットスーツの製作技術を学び、1983年、28歳で宮崎に工場を開きました。
(湯野武臣さん)
「宮崎で作っているというところを広めるのが、やっぱり苦労しました。色んなサーフィンの大会に行ったりとか」
この日も、宮崎に住むサーファーがウエットスーツを受け取りに工場を訪れました。
(サーファー)
「すごく着やすいので。メードイン宮崎というのが一番良いよね。自分のものになるじゃないですか、既製品じゃなくて」
余った生地でサーフワックスを保管するケースを作るなど、今後はグッズの製作や若い世代への技術の継承にも力を入れていきたいという湯野さん。
販売だけでなく補修などのサービスを含め、宮崎発にこだわったウエットスーツを作り続けていきたいと話します。
(湯野武臣さん)
「工場少ないですからね、ハンドメードは。メードイン宮崎のサーフィンのブランドを全国や世界に発信したい」
1日で作れるのは1着ほど。
オリジナル、そしてメードイン宮崎にこだわり続けます。










