日に日に寒くなり、師走も近づいてきました。
今回は、慌ただしい日常を忘れてゆったりとした時間を過ごせる宿泊スポットをご紹介します！

＜ル・ロッジ美々津＞日向市

今年5月にオープンしたル・ロッジ美々津のコンセプトはミニマリズム（最小限主義）。
必要最低限なものを備えたタイニーハウス（小さな家）は延べ床面積13.24平米とかなりコンパクト。
二つのコテージにはそれぞれベッドやロフト、シンプルなキッチンも付いています。
1棟あたり最大4人宿泊可能で4人で利用した場合1人4,500円からです。
別棟にはトイレやシャワーがついており、またBBQ道具も有料でレンタルできます。

ル・ロッジ美々津のオーナー瀧本さんご夫妻は宮崎の波や気候、環境を気に入り宮崎への移住を決めました。
世界各地を訪れる中、日向の自然に魅了されたそうです。

瀧本さんの夫シリルさんはフランスのスポーツギアブランドのCEOを務めています。
そんなシリルさんが開発したボード「E-FOIL」はコントローラーを操作すると川や湖でもボードが浮くことができるすごい乗り物。
このE-FOILはヨーロッパで製造され、すでに世界中で販売されていて、乗り心地はスノーボードと「飛ぶ」の間みたいな感覚だそうですよ。
こちらル・ロッジ美々津では事前に予約すればSUPの体験ができます。

そして夕方以降、景色はなんとも美しい幻想的な雰囲気へと変わりました。

「極力小さく生きる。モノをたくさん持たないで感動をお土産に。」というコンセプト通りコンパクトな空間だからこそ自然を体全体で感じ、友人や家族との距離がグッと近づく特別な時間を過ごせそうですね。

＜湯之元の隠れ家＞

宮崎市から車で1時間の高原町に古民家宿泊施設「湯之元の隠れ家」があります。

去年7月にオープンしたこちらは昔ならではの懐かしい雰囲気が漂うほっとする空間。
1日1組限定で田舎ライフを体験できます。
囲炉裏や時代を感じさせるお風呂や土間が残るなか、無料のWi-Fiもあり最大10人まで宿泊することができます。
オーナーの吉村さんが空き家だった古民家をリニューアルし、新たにゲストハウスへと生まれ変わりました。

オープンから約1年で652人が利用し、そのうちの95パーセント以上が外国人です。
外国から来るお客さんは南九州の真ん中あたりにあるこの場所を、宮崎・熊本・鹿児島に行く拠点としているようです。

人気の秘訣は静かで田舎のゆったりとしたこの空間。
宿泊者には無料で自転車を貸し出していてサイクリングも楽しめますよ。
この湯之元の隠れ家は、1組4人で利用した場合1組約15,000円から宿泊することができます。
吉村さんの地元を盛り上げたいという思いから、民泊で得られたお金で子ども食堂や音楽祭・収穫祭・地域のイベントなどを行っています。

深まる秋、時には心と体を休ませてゆったりとしたひとときを過ごしてみてはいかがですか？