北陸・富山県をめぐる旅　後半は、立山黒部アルペンルートと富山グルメの魅力を堪能しました。

立山駅から北アルプスへ出発

富山県立山町の立山駅から、北アルプスの壮大な自然と歴史的な黒部ダムを目指します。
標高3000メートル級の山々が連なる北アルプスの大自然を堪能できる『立山黒部アルペンルート』。
富山県立山から長野県扇沢までの総延長37.2kmの山岳観光ルートで、環境保護のため一般車両の乗り入れが禁止されており、立山ケーブルカーや立山高原バス、立山トンネルトロリーバス、立山ロープウェイ、黒部ケーブルカーの5つの乗り物を乗り継ぎながら、北アルプスの雄大な景色を楽しむことができます。
移動自体が楽しみの一部となるのも、このルートの大きな魅力。
アルペンルートの交通網は、ダム建設時に資材を運ぶために整備されたもので、今では観光客にとっても大切な移動手段となっています。

■運賃一例
立山駅～黒部湖・黒部ダム　往復運賃 大人 16,480円 小児（小学生）8,240円

絶景の室堂

最初の目的地は標高2450メートルの室堂。
ここからは、北アルプスの壮大な山々が目の前に広がり、澄んだ空気とともに素晴らしい景色を満喫できます。

室堂では雲海を見ることができ、雲の下は富山平野と富山湾。まるで別世界にいるような感覚を味わいました！

みくりが池は、約1万年前にできた火山湖・特別天然記念物ライチョウの生息エリアでもあります。

日本で唯一のトロリーバスは、トンネル天井の電車線から電気の供給を受けて走ります。

1700メートルの距離を支柱なしでワイヤーのみで結ぶロープウェイからは、これからの時期は秋の紅葉を楽しめます。

日本一の高さを誇る黒部ダム

日本一の高さを誇る黒部ダム。
高さ186メートルのダムから勢いよく放水される水の力強さに圧倒されます。
昭和38年に完成したこのダムは、のべ1000万人の労働力と7年もの歳月をかけて建設されました。

富山湾のベニズワイガニと秋の味覚

大自然だけでなく、グルメも堪能できます。特に富山湾で獲れるベニズワイガニは、甘みの強い味わいが特徴で、訪れたときがちょうど旬の時期。
昼過ぎに行われる「昼セリ」は全国的にも珍しく、新鮮なカニがその場で競り落とされる様子を見学しました。
射水市では、ベニズワイガニが小学校の卒業記念の給食に出るほど馴染みのある食材です。

■昼セリ見学
※新湊きっときと市場で受付
月・火・木・金・土曜　昼12時30分開始 1人：100円

■カニすき御膳 6,500円（要予約）
ベニズワイガニは、甘みを生かしてそのまま食べるのが一番美味しいということで、カニそのものの味を存分に楽しみました。
また、カニを使った鍋料理や焼きご飯も絶品で、特に昆布の旨味とカニ味噌のコクが絡み合うカニ鍋は、シンプルながら深い味わいが広がり、心も体も温まりました。

■割烹松山
富山県射水市　0766-82-4100

港町・内川（射水市）

立山黒部アルペンルートを通じて、北アルプスの壮大な自然と、歴史ある黒部ダムを見学。
そして、富山湾の新鮮な海の幸も味わうことができ、心と体をリフレッシュさせてくれる最高の体験でした。
皆さんもぜひ、富山の大自然と美食を楽しむ立山黒部アルペンルートの旅で、癒しの時間を過ごしてみてください。

■宮崎空港（7：35発）→羽田空港（9：15着、乗り継ぎ 10：05発）→富山空港（11：05着）
羽田空港では手荷物を受けとる必要もなく、ターミナル内を移動するだけなので便利。

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