NOW ON AIR !
番組表
U-doki:
ゆーどきスタイル
番組TOPに戻る
ゆーどきスタイル
2022年09月05日
芸術の秋到来!ガラス工芸の魅力(2022年09月03日放送)
9月に入って季節は秋。
皆さんはどんな秋を楽しみたいですか?
今回は"芸術の秋"ということで、厳しい残暑を涼しげな見た目で癒やしてくれる「ガラス工芸」の魅力をお伝えしました。
arte labo(アルテ ラボ)
お邪魔したのは、宮崎市にあるガラス工芸のアトリエ兼ギャラリー「アルテ ラボ」。
代表でガラスアーティストの田中秀樹さんは、もともとインテリアやファッション関係の仕事をしていましたが、吹きガラスの体験をきっかけにその魅力にはまりガラス工芸の世界へ転身 。
現代の名工・黒木国昭さん(綾町)の元でおよそ20年修行を積み、独立後は国の内外で個展を開くなど精力的に活動しています。
田中さんの作品の特徴は「大きさと迫力」
■飾皿 金彩「幻影」~ DAY DREAM ~
吹きガラスで膨らませて創った作品
このサイズは国内でも珍しいのだそう。
- 【話:田中秀樹さん】
ガラスを重ねて見せています。見る人によっては鳥の羽に見えるという意見もあります。
■オブジェ 金彩「夢の彼方へ」
色が融合しながら輝きを放つ作品
- 【話:田中秀樹さん】
自分の核となる作品を考えていた時期、寝ている時に頭の中に浮かんだものを形にしたもの。
スパイラルに巻きついてますが、夢が天に昇って行くという作品です。
良いものができたなということで代表作にしました。
■オブジェ プラチナ彩「宇宙」
複雑な色合いの球体。
その周りに浮かぶ星たちを気泡で表現しています。
全てガラスでできていると思えないほど繊細でダイナミック。
原料である粉状のソーダガラス(ガラスの元)を溶解炉で一晩かけてガラスを溶かすと透明のガラスが出来上がります。
ガラスを溶かす時の温度は、なんと1350度!!
~ プラチナ彩「宇宙」の作業工程 ~
- 【ガラスを吹く】
ガラスを吹いて形作り。 - 【模様付け】
色付きのガラスを重ねては熱するという作業を何度も繰り返します。
田中さんの頭の中にあるデザインをガラスを溶かしながら創るという、技術と経験がモノを言う工程です。
硬くなる前に形づくらないといけないのでスピードが命! - 【仕上げ】
2人がかりで仕上げ - 【ゆっくり冷やす】
2 ~ 3日かけてゆっくり冷やして完成
※4つ作っても3つ壊れるということも・・・
永井アナも特別にマイグラスづくりにチャレンジ!!
※通常、体験は行っていません
完成品はこちら!!
ぶどうジュースを注いでみると・・・更に美しさが増します。
まさに使って完成。模様の繊細な美しさをより鮮明に楽しめます。
その他食器やアクセサリーなど普段使いできるものも。
一点モノの作品を自分用にはもちろん贈り物にもいかがですか?
1546
みやざき物産館KONNE(宮崎市)・神話の里の美術館(高千穂町)でも購入可能
番組へのご意見ご感想はこちらから