これまで13歳未満の子供が自転車に乗る時には、保護者がヘルメットを着用させるよう努力するというものでしたが、4月１日から「自転車に乗る人全員がヘルメットを着用するよう努めなければならない」という法律に変わりました。

UMK アプリでのアンケートの結果

そもそも今回の改正道路交通法は努力義務のため、罰則があるわけではありません。
ただこうした法改正に至るには自転車の事故におけるヘルメットの重要性が大きく関わっています。

• 【話：県警察本部 交通企画課 小森 誠さん】
  過去5年間の全国の自転車利用中の死亡事故で、約6割の方が頭に損傷を受けて亡くなっているという統計データがあります。ヘルメットをかぶらないと交通事故で頭を怪我してしまう確率が高くなるということがこのデータで分かると思います。

JAFが行った実験の結果から見えるヘルメットの重要性

子供がヘルメットを付けた状態で転倒した場合、頭が地面に叩きつけられた時に受ける衝撃を示す HIC の値は「288」。
一方でヘルメットを付けていない状態では、地面からの衝撃は直接頭に伝わっており 、HIC は約3倍の「888」です。
幼児では HICが「570以上」で頭蓋骨骨折、「700 ～ 2500」になると死亡する可能性があります。

ヘルメットをつけていない状態での事故は、最悪の場合死に至る危険性が高いことがわかっています。
また自転車乗車中の事故の致死率を見ても、ヘルメットをかぶっていた場合とかぶっていなかった場合の差は、約2.1倍となっています。

過去5年間、県内の自転車事故で亡くなった方のうち、ヘルメットをつけていたのは誰もいなかったそうです。
命には代えられませんので是非ヘルメットをつけることを家族皆さんで考える必要があります。

機能的なヘルメットをご紹介

現在、全国的にヘルメットは品薄状態で、メーカー自体の在庫も無くなっている状況。
県内のお店でも入荷待ちが続いているそうです。

■MET TRENTA 3K CARBON MIPS 3万8340円（参考価格）
とにかく軽い!! 225gの超軽量ヘルメット
つけていることが気にならない軽いヘルメット、カーボンを使っているので軽量化を図りつつ強度を保っている

■KOOFU BC-ORO 2万2000円（参考価格）
オシャレでカジュアルな感じのヘルメット
帽子感覚でかぶれて、夏でも涼しいヘルメット、ツバの部分はマジックテープで取り外しも簡単！

■SENA Bluetooth Japan スマートヘルメット SENA R1 2万2880円（参考価格）
Bluetoothで通信ができるヘルメット
マイクとスピーカー内蔵されていて、 Bluetooth を繋いで通話をしながらサイクリングを楽しむことができるヘルメット。
最大4人で通話可能。

ヘルメットの正しいかぶり方

1. 自分の頭に合うヘルメット選ぶ
2. 水平にかぶる
3. 顎ひもをつける

自転車運転に関するマーク

• 矢羽根マーク
  自転車自動車それぞれのドライバーにわかりやすく示し、安全性を高めるため設置されている。
  自転車が通行する場所を示したもので、矢羽マークの他に自転車専用レーンなどもあります。

• 正しい進行方向はA
  自転車は軽車両扱いになるので、車道の左側を走ります。
  逆走は事故の原因ともなるため注意が必要です

ヘルメットを付けてより安全に楽しい自転車ライフを送りましょう。